💎矯正後に「後戻り」?歯並びが元に戻る理由と防止策|サファイアデンタルクリニック|新宿三丁目駅・新宿御苑前駅の歯医者・歯科

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💎矯正後に「後戻り」?歯並びが元に戻る理由と防止策|サファイアデンタルクリニック|新宿三丁目駅・新宿御苑前駅の歯医者・歯科

💎矯正後に「後戻り」?歯並びが元に戻る理由と防止策

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こんにちは。 新宿三丁目駅徒歩2分のサファイアデンタルクリニックです。

長い歯科矯正治療が終わり、ワイヤーやマウスピース装置から解放された時の喜びは大きいですよね。
しかし、ここで勘違いしてはいけないことがあります。それは、「これで矯正治療は終わり」ではないということです。

手に入れた美しい歯並びと健康な噛み合わせを一生保つためには、矯正治療後の「保定期間」がとても大切になります。

矯正治療は歯を動かす「動的治療期間」と、動かした歯を安定させる「保定期間」の二段階で成り立っています。この保定期間を適切に過ごせるかどうかが、矯正治療の成功を左右すると言っても過言ではありません。

なぜ「保定期間」がそんなに大切なの?

矯正 リテーナー 期間

せっかく時間とお金をかけて手に入れた理想の歯並びが、もし「後戻り」してしまったら…そんな悲しい事態を防ぐために保定期間があります。
では、なぜ後戻りは起こるのでしょうか?

歯を支える組織の不安定さ

歯は顎の骨の中に埋まっていますが、矯正治療で歯を動かすと、歯の周りの骨や歯周靭帯もそれに合わせて作り替えられます。しかし、歯が新しい位置に移動した直後は、これらの組織はまだ完全に安定していません。この不安定な時期に歯が元の位置に戻ろうとする力が働くため、保定装置(リテーナー)でしっかり固定してあげる必要があります。

筋力のバランス

私たちの口の中には舌や唇、頬など様々な筋肉があり、これらは常に歯に力を加えています。矯正治療によって歯並びが整っても、長年の癖や筋力のバランスが元に戻ろうとする力(後戻りの力)として働くことがあります。

加齢による変化

実は矯正治療をしたかどうかにかかわらず、人間の歯並びは加齢とともに少しずつ変化していくものです。特に前歯のガタつきなどは、年齢を重ねるにつれて誰にでも起こりうる自然な現象です。保定装置はこのような自然な変化による影響を最小限に抑え、美しい歯並びを長くキープするためにも役立ちます。 つまり、保定期間は移動させた歯を周囲の組織にしっかり定着させ、将来的な後戻りを防ぐための「仕上げの期間」なのです。

「保定期間」ってどれくらい続くの?

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「結局、いつまでリテーナーを着けなきゃいけないの?」

これは患者様から最もよく聞かれる質問の一つです。一般的に保定期間は2~3年程度が目安とされていますが、これはあくまでも目安であり個人の状態や治療内容によって大きく異なります。

治療直後の最も重要な時期(最初の1年間)

この時期は歯が最も後戻りしやすい期間です。歯科医師の指示にもよりますが、通常は食事と歯磨き以外の時間ほぼ終日(1日20時間以上)リテーナーを装着することが推奨されます。まるで矯正装置をつけていた頃のようにリテーナーと向き合う必要があります。

安定期(1年~2、3年)

1年が経過し歯並びがしっかり安定していることが確認できれば、徐々に装着時間を短縮できるようになることが多いです。多くの場合夜間のみの装着に移行します。就寝中に装着することで、日中の生活に支障なく保定が続けられます。

維持期(2、3年以降~)

矯正治療を終えて数年が経過しても油断は禁物です。加齢による変化や歯周病、親知らずの生え方など、様々な要因で歯並びは少しずつ変化し続ける可能性があります。そのため可能であれば「できるだけ長く」リテーナーを継続していただくことをおすすめしています。場合によっては半永久的な使用を勧められることもあります。 最終的なリテーナーの装着期間や装着頻度は、必ず担当の歯科医師の指示に従ってください。 自己判断で装着を中止したり、装着時間を短縮したりするとあっという間に後戻りが起こってしまう可能性があります。

保定期間中に心がけるべきこと

ポイント 歯列矯正 終了後

保定期間を成功させるためには、リテーナーの適切な使用といくつかの注意点を守ることが非常に重要です。

指示された装着時間を厳守する

これが最も重要です。自己判断で装着時間を短縮したり、装着を怠ったりするとあっという間に後戻りが起こり、場合によっては再治療が必要になることもあります。

リテーナーを清潔に保つ

リテーナーも歯と同じように毎日清掃が必要です。食べかすやプラークが付着すると、虫歯や歯周病の原因になるだけでなく、リテーナー自体が不衛生になります。医師から指示された方法で毎日お手入れしましょう。

リテーナーの取り扱いに注意する

取り外し式リテーナーは、専用のケースに保管して紛失や破損を防ぎましょう。また、熱に弱いため熱湯消毒や高温になる場所への放置は避けましょう。

定期的な受診を欠かさない

保定期間中も歯科医院での定期検診は不可欠です。リテーナーの適合状態や、歯並びに変化がないかなどを確認します。万が一リテーナーが破損したり、歯並びに変化が見られたりした場合も、早期に対応することで大きな後戻りを防げます。

後戻りしていると感じた際はすぐに担当医に相談する

「ちょっとだけ後戻りしたかな?」と感じたら、決して自己判断せずにすぐに担当の歯科医師に相談してください。軽度の後戻りであれば改善できる可能性があります。

歯列矯正後の後戻り、保定装置についてのまとめ

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矯正治療は、動的治療期間が終わった後も「保定期間」という大切なステップが残っています。
この期間をしっかり過ごすことで、時間と費用をかけて手に入れた美しい歯並びと健康な噛み合わせを生涯にわたって維持することができます。 保定期間は自己管理が求められる期間ではありますが、正しい方法で保定装置を使用することできっと後悔のない矯正ライフを送れるでしょう。
「矯正が終わったけど、これで本当に大丈夫?」 「リテーナーのお手入れ方法が不安…」 「後戻りが心配…」
ご自身の歯並びやリテーナーに関する疑問や不安があれば、どうぞお気軽にサファイアデンタルクリニックにご相談ください。

また、矯正治療に関する詳細は診療案内をご確認ください。

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