こんにちは🦷✨
新宿三丁目駅徒歩２分　サファイアデンタルクリニックです💎
今回は「痛みのない虫歯」について解説いたします。

結論：痛みがないからといって放置するのはとても危険です！

 

虫歯になっている自覚はあるけど、痛みがないから放置しているという人も多いのではないでしょうか？
虫歯を治療せず放置してしまうと、骨の病気につながってしまうことがあります。炎症が悪化し骨にまで広がってしまうと、痛み・膿が出る・腫れるなどの症状が見られることもあります。放置した末に重症化すると手術が必要なケースもあるため、早期治療と予防が大切です。
今回は、骨の中に虫歯の細菌が侵入し炎症を起こす病気である「顎骨骨髄炎」の症状を解説いたします。

虫歯が悪化すると周りの骨まで病気になる⁉

「虫歯があるのは分かっているけれど、痛みがないから大丈夫」と虫歯を放置している人も多いでしょう。しかし虫歯は歯の感染症であり、全身に様々な悪影響を及ぼすことが分かっています。口腔内には元々細菌がたくさん存在しており、それらの細菌が虫歯や歯周病によって弱った歯茎から身体の中に入り込んでいきます。先述した「顎骨骨髄炎」と呼ばれる病気は、顎の骨に細菌が入り込んでしまうことで起こります。では、「顎骨骨髄炎」について詳しくご説明していきます。

顎骨骨髄炎とは？

顎骨骨髄炎とは、顎骨の内側にある骨髄に感染を起こし炎症する病気です。虫歯や歯周病が原因の口腔内細菌が、顎の骨に感染することにより発症します。炎症を起こした部分の痛みやしびれ、膿が出るなどの症状が見られます。

顎骨骨髄炎の原因

顎骨骨髄炎は、主に虫歯や歯周炎からの感染が原因です。歯は歯根と呼ばれる根っこの部分が顎の骨に埋まっています。そのため虫歯や歯周炎から細菌が入り込みやすくなってしまうのです。また、虫歯や歯周炎から以外の原因としては、顎の骨の中に発症する腫瘍や、液体や固体が溜まった袋のような嚢胞（のうほう）と呼ばれるものが感染源として挙げられげられます。特に免疫機能が低下している人、口腔内の環境が悪い人、虫歯や歯周炎に感染している人は罹患しやすくなります。

 

顎骨骨髄炎の症状

顎骨骨髄炎の症状は下記のとおりです。
・病変部位が痛い
・腫れる
・発熱がある
・倦怠感がある
・食欲不振
・膿が出る
・痺れる
・歯がぐらつく
・歯が抜ける
・顎下のリンパ節が腫れる
上記のように、顎骨骨髄炎の症状には発熱や倦怠感などが見られることが特徴です。
また歯茎から膿が出ることや、炎症が起きている部分の歯がぐらついたり、抜けてしまうことがあります。
病変部位の痛みによっては食べ物が噛みにくいと感じることにより、食欲不振に陥ることもあるでしょう。
歯周病が悪化し骨髄炎に移行してしまうと、歯の抜歯をしても治らずにアゴの骨の炎症が続くことで骨から膿が出てきたり、なかなか治りきらずに完治までに数カ月以上の時間がかかる場合もあります。

顎骨骨髄炎の治療方法

治療方法について説明します。

まず骨髄炎の診断を行い、炎症を抑えるために抗菌薬を使用します。
この時病変部位に膿が溜まっている場合は、膿を外に出します。
また顎骨骨髄炎は、耐性菌が増加することや治さないまま放置することにより、慢性化してしまうことがあります。
慢性的に炎症が続いている場合は、骨の中の海綿体や周囲の皮質骨が硬くなっていることもあり、除去を行うためには外科的な手術が必要です。

顎骨骨髄炎の予防

顎骨骨髄炎は、虫歯や歯周炎が原因で引き起こされる病気です。
顎の骨に炎症が起こり、痛みなどの症状が出ると食事にも影響してくるため、日常生活の質の低下につながります。
顎骨骨髄炎を予防するには虫歯や歯周炎の早期治療や予防が重要です。

虫歯の早期治療や予防が大切

毎日歯磨きをしても虫歯ができることはあります。
虫歯や歯周炎を予防するためには、歯科医院で定期的なケアを行うことが必要です。
虫歯は早期に治療をすることで軽い処置で済む場合も多いです。
悪化させないためにも、セルフケアだけでなく定期的なメンテナンスを心がけましょう。

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