💎親知らずを抜くと小顔になるって本当?歯科医が徹底解説!
- 2024年05月28日
- 口腔外科
こんにちは🦷✨
新宿三丁目駅徒歩2分 サファイアデンタルクリニックです💎
近年、小顔効果を求めて親知らずを抜く人が増えています。
そこで今回は「親知らず抜歯と小顔効果」について詳しく解説します。
目次
親知らずとは
親知らずは大人の奥歯の中で最も後ろに位置する歯であり、17歳前後に生える第三大臼歯のことです。正式名称は「智歯(ちし)」といい、上下左右に2本ずつ、計4本生えます。しかし、中には生えてこない人もいます。
親知らずは抜くべき?
親知らずを抜くべきかどうかは、歯並びや虫歯の状態、顎の骨の状態など、様々な因素を考慮する必要があります。以下のような場合は、親知らずを抜く必要がある可能性があります。
- 親知らずの周辺が虫歯や歯周病になっている
- 親知らずが隣の歯を押すことで歯並びを悪くしている
- 親知らずが顎の骨に埋まっていて、他の歯に悪影響を与えている
- 膿瘍や嚢胞などの病気を引き起こしている
親知らずは抜いたほうがいいよ、と言われたことのある人もいるかもしれません。でも、親知らずと言っても自分の歯なので、できれば抜きたくない、という人も多いでしょう。これらの症状がない場合は、必ずしも抜く必要はありません。しかし、定期的に歯科で検診を受け、親知らずの状態をチェックすることが大切です。
親知らずを抜くと小顔になる?
親知らずを抜くと小顔になる可能性は、結論から申し上げますとありません。
顔の輪郭は顔を構成する骨と筋肉などの組織で決定されます。
親知らずを抜く際に骨を削ることもありますが、その時に削る骨は「歯槽骨」という歯の植わっている部分の骨なので輪郭にはほとんど関係しないのです。
なぜ小顔になると噂されるのか
「親知らずを抜くと小顔になる」というのは、誤解や噂のようのようなものです。
では、なぜ小顔になると誤解されるのかを解説します。
①体重の減少
親知らずの抜歯後は、1週間ほど口が開けにくくなり痛みや腫れで食事の量が減ることが多いです。その影響により一時的に体重が減量し、フェイスラインがスッキリとする場合があります。
②一時的に大きく腫れるから
抜歯をすると破壊された組織を修復しようと血液やリンパ液細胞外液が蓄積され、頬が腫れあがります。この腫れが引いたときに、スッキリした本来のフェイスラインがでるため顔が小さくなったように感じることがあります。
③慢性的な炎症による腫れがあったから
親知らずが慢性的に炎症を起こしていて口の中だけでなく頬に腫れがあった場合、原因を取ることで腫れが治まり、抜歯前よりも顔がスッキリとした印象になることがあります。
親知らずを抜いた後の注意点
親知らずを抜いた後は、腫れや痛みなどの症状が出ることがあります。これらの症状は通常数日で治まりますが、痛み止めや抗炎症薬を服用する必要がある場合もあります。また、抜歯箇所を清潔に保ち、硬いものを食べないようにするなど、抜歯後のケアをしっかりとすることが大切です。
親知らずを抜く前に相談を
親知らずを抜くことを検討している場合は、歯科医に相談することが大切です。歯科医は親知らずの位置や状態を診て、抜歯が必要かどうかを判断します。また、抜歯後のケアについてもアドバイスいたします。
親知らず抜歯のメリット
親知らずを抜くことには、小顔効果がなくとも様々なメリットがあります。
・虫歯や歯周病のリスクを減らせる
親知らずは不潔になりやすいため、抜歯せずに残しておくことで虫歯や歯周病のリスクを高めます。
・歯磨きが楽になる
親知らずの周辺はかなり意識して磨かなければ磨き残しが出てしまいます。特に親知らずが傾いて生えている場合、磨き残しを出さないためにはかなりのテクニックが必要になりますので抜歯をすることでその労力が減らせます。
・口臭が減る
親知らずの周りは不潔になりやすいため、口臭の原因となっている場合があります。
まとめ
これまでお話ししてきたように「親知らずを抜くことで小顔になる」という話は、噂や勘違いのようなものに過ぎません。なので、小顔効果を期待して抜歯をすることは避けましょう。
また、親知らずの抜歯は口の中のトラブルを防ぐために必要な場合や、虫歯などの治療のために行われます。
親知らずを抜くことを検討している場合は、歯科医に相談し、自分の状況に合った判断をすることが大切です。
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