💎歯ぎしりや食いしばりをしてしまう原因と対策
- 2024年11月29日
- 予防歯科
こんにちは。
新宿三丁目駅徒歩2分のサファイアデンタルクリニックです。
歯に大きなダメージを与えて歯の寿命を短くしてしまう「歯ぎしり」や「食いしばり」ですが、皆さんは日常的に意識したことはありますか?
今回は「歯ぎしりや食いしばりをしてしまう原因と対策」について解説します。
歯ぎしり(ブラキシズム)は、睡眠中や覚醒時に無意識のうちに歯を食いしばったり、歯と歯をすり合わせる行為です。
特徴として多くの人が自身の歯ぎしりを自覚していないことがあり、おおよそ70%もの人が歯ぎしり、食いしばりを経験していると言われています。
歯ぎしりや食いしばりの原因とは?
歯ぎしりの原因は完全には解明されていませんが、主に考えられる要因として『ストレスや噛み合わせの異常』が深く関わっているといわれています。
ストレス
精神的なストレスや肉体的疲労が溜まると、無意識のうちに歯を食いしばったり、すり合わせたりして解消しようとすることがあります。
咬合異常
歯並びや噛み合わせが悪いと、歯ぎしりが起こりやすくなります。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」は、良質な睡眠が妨げられることによる交感神経が活性化し、それに伴って歯ぎしりにつながることがあります。
薬の副作用
抗うつ薬や抗精神薬などの薬の副作用で歯ぎしりをすることがあります。
その他の原因
カフェインやアルコールの過剰摂取、喫煙なども歯ぎしりの原因となる可能性があります。
こんな症状に心当たりはありませんか?
歯がすり減って噛む面が平らになっている
歯ぎしりによって、歯がすり減ったり、欠けたりすることがあります。すり減った歯は歯の表面のエナメル質だけでなく、象牙質が露出して知覚過敏が起こりやすくなります。
顎関節に痛みが出る
食いしばりや歯ぎしりで顎関節に負担がかかることで、痛みが出ることがあります。
頭痛や肩こり
強く歯を食いしばることで全身の筋肉が緊張し、頭痛や肩こりに繋がることがあります。
舌の外側や頬の内側に噛み跡ができる
無意識のうちに食いしばっていると、舌の外側に歯型が付いたり、頬の内側を噛んで頬の内側に白い線状の噛み跡ができます。舌に歯形が付く原因としては舌が大きい場合と舌を歯に押し付けている場合が考えられ、歯に押し付けている場合は普段の舌の位置を意識することが重要です。
歯ぎしり、食いしばり対策としてできること
ナイトガード(マウスピース)を装着する
寝ている間に保護することで、歯が削れてしまわないように守るためにナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着することが有効です。ナイトガードは2回の通院で作成が可能です。
ボツリヌストキシン療法
ボツリヌス菌が作り出すたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。ボツリヌストキシンには筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があり、筋肉の緊張をやわらげる効果があります。
歯列矯正で咬合異常を治す
過蓋咬合・反対咬合・叢生・開咬などの咬合異常がある場合は、噛んだ時に力が偏りやすくなってしまうため、食いしばりにつながりやすいです。これらの咬合以上は矯正治療などで改善することができます。
日常的に意識して歯と歯を離す
寝ている間の噛みしめは意識してとめることのできないものなのでナイトガードで保護し、日中の噛みしめは可能な限り防げるように0.5~2mm程度歯を離すことを意識しましょう。
ストレスを解消する
適度な運動や趣味など、自分なりのストレス解消法を見つけることが大切です。
睡眠環境を整える
睡眠の浅さや質も歯ぎしりや食いしばりにつながるため、寝室を暗く静かな環境にして十分な睡眠時間を確保することが大切です。
原因となる病気を治療する
歯ぎしりをしている人は、睡眠時無呼吸症候群を持つ割合が3倍多いという調査結果があります。このような歯ぎしりの原因となる病気がある場合は、優先的に治療することが大切です。
歯ぎしりについてお悩みの方へ
歯ぎしりや食いしばりにお悩みの方は、歯が削れてしまう前にできるだけ早く歯科を受診することをおすすめします。
歯がすり減ってしまった方、頬の内側に噛んでいるような跡がある方、顎の痛みなどの気になる症状がある方、その他歯ぎしりについて不安なことがある方はサファイアデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。
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