💎歯ぎしりがもたらす身体の不調とは?
- 2024年09月10日
- 予防歯科
こんにちは。 新宿三丁目駅徒歩2分 サファイアデンタルクリニックです。 今回は「歯ぎしりがもたらす身体の不調」について解説いたします。
目次
歯ぎしりとは
歯ぎしりとは、睡眠中や起きている時に無意識に歯を食いしばったり、上下の歯をすり合わせたりする行為のことです。
医学的には「ブラキシズム」と呼ばれています。
一般的には夜中眠っている時に行う癖として良く知られていますよね。
無意識下で歯ぎしりをしている時にかかる力は、人によってはなんと1トン以上になるともいわれています。特に寝ているときに起こる歯ぎしりは無自覚なことも多いので要注意です。
◎起床時に顎の痛みや疲れがある
◎慢性的な頭痛や肩こりがある
◎頬の内側を噛んだ跡がある
これらの症状に当てはまる方は、日常的に歯ぎしりをしている可能性があります。
そもそも歯ぎしりはなぜ起こるのか
歯ぎしりを誘発する大きな要因の一つは、「心理的なストレス」です。その他の要因として、歯並びや噛み合わせが悪いことからも歯ぎしりが起こりやすくなります。
歯ぎしりがもたらす歯と口腔内の不調
①歯がすり減る
歯と歯がすり合わされ、削れて行きます。歯がすり減ると、知覚過敏や歯の破折を引き起こす可能性があります。ご自身で気づきやすいポイントは、犬歯の形です。食いしばりや歯ぎしりが強いと、犬歯の尖りが削れて平らになっていきます。
②歯周病の悪化
歯ぎしりの力が歯周組織に悪影響を与え、歯周病を悪化させることがあります。
③顎関節症
歯ぎしりをすることで顎関節に過度の負担がかかり、顎関節症を発症するリスクが高まります。顎関節症を発症すると、「顎の痛み・口が開きにくい・関節音がする」などの症状が現れることがあります。
歯ぎしりがもたらす全身の不調
①頭痛
歯ぎしりは顎の筋肉の緊張を引き起こすため、頭痛の原因となることがあります。特にこめかみや頭の後ろが痛むことが多いです。
②肩こり
顎の筋肉と肩の筋肉は繋がっているため、肩こりの原因にもなります。
③耳鳴り
顎関節症により耳の内耳や中耳に影響を与えるため、耳鳴りが起こることがあります。
④睡眠の質の低下
歯ぎしりは脳を覚醒状態に近づけ、深い睡眠に移行しにくくします。また、歯ぎしりをすることで自分自身だけでなく、寝ているパートナーの睡眠も妨げる可能性があり、睡眠が不足することにより日中の疲労感や集中力の低下につながります。
⑤見た目の変化
歯がすり減ることで噛み合わせと顔の輪郭が変わってしまい、老けて見えることがあります。
⑥精神的なストレス
歯ぎしりはストレスのサインである場合もあります。歯ぎしりをきっかけにご自身のストレスの原因を探ることが重要です。
歯ぎしりを放置するとどうなる?
歯ぎしりの習慣を放置することで歯の損傷が進行し、最終的には歯を失う可能性もあります。
また、顎関節症が慢性化したり頭痛や肩こりの悪化など、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
歯ぎしりの対策
マウスピースの着用
夜間の歯ぎしりにより歯が削れることを防ぐために、ナイトガード(マウスピース)を着用する方法があります。ナイトガードは歯科で保険適用で作成することができます。
ボツリヌストキシン療法
サファイアデンタルクリニックでは、咬筋(食いしばる際に使う筋肉)にボツリヌストキシン製剤を注射する施術を行っております。ボツリヌストキシン製剤を注射することにより筋肉の動きが弱まるため、食いしばった時に力が入りにくくなる効果があります。
ストレス解消
運動をしたり、好きなことをする時間を作ったりと、自分自身がリラックスできる方法を日常に積極的に取り入れて日々のストレスを解消することを意識しましょう。
睡眠環境の改善
寝具を見直したり、規則正しい生活を送るなど睡眠の質を向上させましょう。
まとめ
歯ぎしりは一見ささいな習慣に見えますが、放置すると歯が削れる、折れるなどの様々な重大な健康問題を引き起こす可能性があります。歯が折れてしまった場合は抜歯をせざるをえなくなってしまいます。
ご自身やご家族の方の歯ぎしりが気になる場合は、早めに歯科医院を受診して相談することをおすすめします。
歯ぎしりについてのお悩みがある方は、是非サファイアデンタルクリニックまでお問い合わせください。
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