💎テレワーク中の間食対策!虫歯になりにくいおやつとは?
こんにちは。
新宿三丁目駅徒歩2分のサファイアデンタルクリニックです。
テレワークが浸透し、自宅で過ごす時間が増えたこと、ついつい手が伸びてしまうのがおやつですよね。
仕事の合間のリフレッシュや小腹満たしに最適ですが、選び方を間違えると虫歯のリスクを高めてしまう可能性があります。
特にテレワーク中は、オフィスにいる時と比べて間食の回数が増えたり、時間を気にせず食べたりする傾向があるため注意が必要です。
そこで今回は歯科医師の立場から『テレワーク中の間食における虫歯のリスクとその対策、そして虫歯になりにくいおやつ選びの重要なポイントと、具体的なおすすめのおやつ』を詳しくご紹介いたします。
目次
テレワーク中の間食と虫歯リスク
テレワーク中は、通勤時間や外出の機会が減り自宅で自由に時間を使えるようになる一方で生活習慣が乱れがちです。
特に食事に関しては空腹を感じた時に手軽に食べられるおやつに頼りがちになり、その結果糖分の摂取量が増加する傾向があります。
虫歯はお口の中に存在する虫歯菌(ミュータンス菌など)が食事に含まれる糖分を分解して酸を作り出し、その酸が歯のエナメル質を溶かすことで発生します。間食の回数が増えて糖分を摂取する頻度が高まると、お口の中が常に酸性の状態になりやすくなり、歯が溶かされる時間が長くなるため虫歯のリスクが高まります。
またテレワーク中は、仕事に集中しているとおやつを食べた後にすぐに歯磨きをする習慣がない方もいるかもしれません。糖分が長時間お口の中に留まっていると、虫歯菌は活発に酸を作り続け、虫歯の進行を加速させてしまいます。
虫歯になりにくいおやつ選びのポイント
虫歯のリスクを抑えながらおやつを楽しむため、以下の5つのポイントを参考におやつを選んでみましょう。
糖分の少ないものを選ぶ
虫歯の直接的な原因となるのは、おやつに含まれる糖分です。原材料表示をしっかりと確認し、砂糖、ブドウ糖、果糖、水あめなどの糖類が少ないものを選びましょう。「無糖」や「低糖」と表示されているものを選ぶのも良いでしょう。ただし「無糖」と表示されていても、原材料由来の糖分が含まれている場合があるので注意が必要です。
キシリトールを含むものを選ぶ
キシリトールは白樺や樫などの樹木から抽出される天然の甘味料で、砂糖に近い甘味を持ちながら虫歯予防に効果があることで知られています。虫歯菌はキシリトールを代謝することができないため、酸を作り出すことができません。さらにキシリトールには、唾液の分泌を促して歯の再石灰化を助ける効果も期待されています。ガムやタブレット、チョコレートなど、キシリトールを主成分としたおやつを選ぶことは虫歯予防の観点から非常に有効な選択肢と言えるでしょう。
歯にくっつきにくいものを選ぶ
キャラメル、グミ、ソフトキャンディなどの歯にくっつきやすいおやつは糖分が長時間歯の表面に留まるため、虫歯菌が酸を作り続ける時間を長くしてしまいます。一方でクッキー、せんべい、ナッツ類などは比較的歯にくっつきにくいため、虫歯のリスクを抑えることができます。歯にくっつきやすいおやつを食べる場合は時間を決めて少量のみにしたり、食べた後はすぐに歯磨きやうがいを心がけましょう。
カルシウムやリンが豊富なものを選ぶ
カルシウムやリンは歯の主成分であり、歯の再石灰化を促進する働きがあります。再石灰化とは、酸によって溶け出した歯のエナメル質を修復する自然な防御機能のことです。チーズ、ヨーグルト、牛乳、小魚など、カルシウムやリンが豊富なおやつを適度に摂取することで歯の健康を維持し、虫歯予防に役立ちます。ただし、ヨーグルトや牛乳には糖分が含まれている場合があるので、無糖のものを選ぶようにしましょう。
虫歯予防のための間食の摂り方と習慣
虫歯になりにくいおやつを選ぶだけでなく、おやつの摂り方やその後の習慣も重要です。
食べる頻度を減らし、時間を決めて食べる
ダラダラと長時間食べ続けると、お口の中が常に酸性の状態になりやすく虫歯のリスクを高めます。おやつを食べる回数を決めて時間を意識して短時間で済ませるようにしましょう。
食べた後は歯磨きやうがいをする
おやつを食べた後はできるだけ早く歯磨きをするのが理想的です。すぐに歯磨きができない場合は、水やお茶でしっかりと口をすすぎましょう。キシリトール入りの洗口液を使用するのも効果的です。
水分補給は水やお茶を選ぶ
糖分の多いジュースや炭酸飲料は虫歯のリスクを非常に高めます。水やお茶を選ぶように心がけましょう。
規則正しい食生活を心がける
バランスの取れた食事を規則正しく摂ることは虫歯予防の基本です。間食に頼りすぎず、3食きちんと食べるようにしましょう。
虫歯になりにくいおすすめのおやつ
上記のポイントを踏まえ、テレワーク中におすすめの虫歯になりにくいおやつを具体的にご紹介します。
キシリトール配合のガム、タブレット、チョコレート、グミ
キシリトールを主成分としているため、虫歯菌の活動を抑制し、虫歯予防効果が期待できます。含有量をチェックし、できるだけ高配合のものを選ぶと良いでしょう。
ナッツ類(無塩、素焼き)
食物繊維が豊富で、歯にくっつきにくく、噛みごたえもあるため満腹感も得られます。
チーズ
カルシウムやリンが豊富で、歯の再石灰化を促進します。
無糖ヨーグルト
カルシウムが豊富で、お口の中のpHバランスを整える効果も期待できます。フルーツなどを加える場合は、糖分の少ないものを少量選びましょう。
高カカオチョコレート
カカオポリフェノールには、虫歯菌の増殖を抑える効果があると言われています。カカオ含有量70%以上のものを選ぶと良いでしょう。ただし商品によっては砂糖が含まれている場合があるので、原材料表示を確認しましょう。
虫歯になりにくいおやつ選びのまとめ
テレワーク中の間食は、選び方次第で虫歯のリスクを大きく左右します。
今回ご紹介した「糖分の少ないもの」「キシリトールを含むもの」「歯にくっつきにくいもの」「食物繊維が豊富なもの」「カルシウムやリンが豊富なもの」という5つのポイントを参考におやつを選び、食べる時間やその後のケアにも気を配ることで、テレワーク中でも健康な歯を維持しましょう。
ご予約について

ご予約はお電話、ネット予約にてお受けしております。